楽しみながら学べる防災教材 

自分が住んでいる場所はどんな災害が起こる地域か?

何かあったときの避難場所ってどこにある?

いざというときの避難経路は?

避難所では、どんなルールを作ったらいい?

 

防災教材は探してみるととてもたくさんあります。

その中から私たちがおすすめする教材は

 

・班で協力して取り組む

・手を動かす(作業する)

・考えをまとめる

・考えを発表する

 

という、工程がある教材を選びました。 

 

DIG(災害予想ゲーム)

"わが町”の大きな白地図を使って、自治体が出しているハザードマップ(災害予想区域図)の情報を書き込んでいくことで土地の特性といざというときに取るべき避難行動について考えることができます。

例えば海岸や川に近いエリアでは、大災害時にどこまで浸水するかを身近なお店や学校の位置で把握することができるため、適切な避難経路を知ることができます。

HUG(避難所運営ゲーム)

避難所運営を疑似体験できるゲームです。

避難者の情報(年齢・性別・家族構成・持病など)が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室をに見立てた紙の上に、適切に配置していきます。

トイレや炊き出しの場所、取材の対応など避難所で起こる様々な出来事にも対応します。

東日本大震災では、HUG経験者が避難所運営に力を発揮した例がいくつもあります。 


逃げ地図(避難地形時間地図)

もし、この町に津波がきたら、どこへどういう道をたどって逃げる?

逃げ地図は近くの高台など避難目標地点までの避難経路と、避難にかかる時間を示すものです。

出来上がったものではなく、話し合い、考えながら地図に書き込み作り上げることで、それぞれの家の場所や学校から目標地点までの避難経路をリアルに感じ、理解することができます。

東日本大震災をきっかけに生まれたこの地図は、全国の防災ワークショップや学校で使用されています。

クロスロード(災害対応カードゲーム)

阪神・淡路大震災で神戸市議員が実際に直面した「災害対応のジレンマ」をカードゲーム化したもの。

設問に対してYesかNoかを決断する、二者択一のゲームです。シンプルなシミュレーションで防災の心を育むことができます。

決断の理由をお互いに共有することで、様々な立場の人の意見を知り、理解することができます。